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インプラント

インプラントとは
インプラントとは、天然歯根の代用となる人工歯根のことです。
歯の失われた部位のあごの骨に外科手術でインプラントを埋め込み、その上に人工の歯を取り付けて数ヶ月すると骨組織と結合します。
人工の歯根を埋め込むことで、しっかりと安定した土台の上に歯を固定することになるので、自分の歯とほぼ同じ感覚で噛めるようになるのが、他の処置と比べた際のメリットです。

従来の治療法との比較当院実績と注意点治療の流れと期間

従来の治療法との比較
歯を1本失った場合
従来法
失った歯の両隣の歯を削り、3本を1セットとして「ブリッジ」といわれる方法で人工の歯を固定します。
インプラント
失った歯の部位だけにインプラントを埋め込んで人工の歯を固定するので、健康な歯を傷つけません
歯をたくさん失った場合
 
従来法
健康な歯に金属のバネをかけて入れ歯を固定します。違和感があり、バネをかけた歯にも負担がかかります。
インプラント
入れ歯の床や金具の違和感がなく、バネをかけた健康な歯への負担もありません
歯をすべて失った場合
 
従来法
総入れ歯は歯肉との吸着力で支えています。ガタつきを起こしやすく、味覚も損なわれます。
インプラント
インプラントであごの骨にしっかりと固定されるので、ガタつきがなく安定します

当院のインプラント実績
★インプラントの定着率(骨結合率)95%以上
※ 喫煙されている患者様は除いています
※ 骨が硬すぎる患者様の場合も成功率が下がります


メンテナンスを最低年1回は必ず受けてください

インプラントについての注意点
インプラントと喫煙
喫煙されている患者様の経過は思わしくありません。
最低、術前・術後の2ヶ月は禁煙してください。

そうしないと…
★ 手術の傷の治りが悪くなり、成功率が下がります。
★ 術後に痛みが続く場合もあります。

(ニコチンの血管収縮作用で、血流が阻害され、さらに唾液の分泌も抑制され、傷の治りが悪くなるためです)
インプラントに適さない方
以下の疾患がある方につきましては、手術を見合わせていただきます。
高血圧で、降圧剤等によりコントロールがされていない方。
心筋梗塞、脳梗塞を起こしてから、半年以内の方。
血液疾患のある方。(血友病等)
骨の疾患のある方。(骨粗鬆症等)
重度の糖尿病のある方。
その他、さまざまな理由で医師から手術に耐えられないと診断された方。
※あごの骨の状態によっても、治療が受けられない場合がありますのでご了承ください。

治療の流れ
たっぷりと時間を取って、カウンセリングをさせていただくことから始めます。メリットだけでなく、デメリットに関してもきちんと説明致します。また、インプラントの治療には時間がかかりますので、出来るだけ一人の患者さまのために時間を取り、細心の注意を払うというのが当院の治療方針です。

Step1:カウンセリング
検査・写真撮影・レントゲン検査を行い、患者さまの状態を見ながらカウンセリングを行います。そして、CT撮影で使用する誤差を補正するためのプレート(ステント)を作製し、提携病院にてCT撮影を行います。

Step2:治療計画の説明
CT等の資料を基に解析ソフトで術前設計を作製しますので、それをお見せしながら、より具体的なお話をさせていただきます。

Step3:インプラント(人工歯根)埋入手術
クリーニングを行い口内を清潔にした後、人工歯根をあごの骨に埋め込みます。術後はレントゲン撮影をした後、ゆっくりとご休憩いただきます。

Step4:安静期間
埋入したインプラントが骨と結合するまで安静期間を置きます。骨の状態や治療部位によって異なりますが、3〜6ヶ月ほど待ちます。この間は仮歯の状態です。

Step5:アバットメント(土台)取り付け
簡単な外科手術で歯肉を切開し、インプラント(人工歯根)の上にアバットメント(土台)と連結し、口内に歯の土台を作ります。

Step6:上部構造(人工の歯)装着
土台に人工の歯を装着し、かみ合わせのチェックができたらインプラントの取り付けは完了です。

Step7:メンテナンス
インプラントを入れてから、6ヶ月〜1年に1度、メンテナンスを行います。定期的なメンテナンスを施すことで、インプラントの効果を最大限に生かすとともに、長期的にお使いいただけるものになります。また、インプラント部分だけでなく、他の歯も健康な状態を維持することが大切です。

治療の期間
インプラントの治療期間は主に安静期間や治癒期間に時間がかかります。埋入する場所や個人の治癒力によって、治療期間は多少の差がありますが、一般的には上あごで4〜6ヶ月、下あごで2〜3ヶ月が目安とされています。